「白鳳 - 花ひらく仏教美術 - 」

奈良国立博物館

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画像: 国宝 聖観世音菩薩立像 (奈良・薬師寺)

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白鳳は7世紀の半ばから710年に平城京に遷都するまでの間の文化や時代を指す言葉として、美術史学を中心に用いられてきました。この時代、天皇を中心とした国作りが本格化し、造寺造仏活動が飛躍的に展開し藤原京には大官大寺や薬師寺、飛鳥の地には山田寺や川原寺など壮麗な伽藍(がらん)が軒を連ねました。新羅をはじめ朝鮮半島の国々との交流は毎年使節が往来するなど盛んであり、大陸の先進的な文化がもたらされました。白鳳美術の魅力は金銅仏に代表される白鳳仏にあると言って良いでしょう。白鳳仏は若々しい感覚にあふれ、中には童子のような可憐な仏像も見ることができます。神秘性や厳しさを感じる飛鳥彫刻や、成熟した天平彫刻とはまた違う魅力です。一方、考古遺物に眼を向ければ、白鳳期の瓦の文様はわが国の瓦当(がとう)文様の頂点と呼ぶにふさわしく、寺院址からは堂宇(どうう)の壁面を飾っていたと思われる美しい塼仏(せんぶつ)が出土しています。白鳳文化が高度に完成された様式を築き上げていたことがわかります。奈良国立博物館は平成27年に開館120年を迎えます。これを記念し、仏教美術の専門館として長年にわたり構想を温めてきた白鳳美術を取り上げ、その魅力を追求します。※本展の会場は奈良国立博物館 東新館・西新館です。

[関連イベント]
公開講座「天武・持統天皇の理想の都 - 藤原宮と新益京 - 」
日時: 8月8日(土)13:30-15:00
会場: 奈良国立博物館講堂
講師: 木下正史(東京学芸大学名誉教授)
定員: 194名
参加費: 無料(要観覧券)

公開講座「東アジアのなかの白鳳仏」
日時: 8月22日(土)13:30-15:00
会場: 奈良国立博物館講堂
講師: 藤岡穣(大阪大学大学院教授)
定員: 194名
参加費: 無料(要観覧券)

公開講座「白鳳寺院を飾った工芸」
日時: 9月5日(土)13:30-15:00
会場: 奈良国立博物館講堂
講師: 内藤栄(奈良国立博物館学芸部長)
定員: 194名
参加費: 無料(要観覧券)

公開講座「白鳳の童形仏とその周辺」
日時: 9月5日(土)13:30-15:00
会場: 奈良国立博物館講堂
講師: 岩田茂樹(奈良国立博物館上席研究員)
定員: 194名
参加費: 無料(要観覧券)

仏像あたまを作っちゃおう!かぶっちゃおう!
1枚の紙で作るカブリモノ制作・変身ワークショップ
日時: 8月8日(土)、8月9日(日)1回目13:30-14:30、2回目15:30-16:30
会場: 奈良国立博物館地下回廊
講師: チャッピー岡本さん(カブリモノ作家)
定員: 各回20名(先着順・要事前申込)
参加費: 無料

薬師寺僧侶による法要・講話
日時: 7月31日(木)、8月27日(木)、9月10日(木) 14:00-15:30(法要は14:00-、講話は14:30-15:30)
会場: 法要は奈良国立博物館展示室内、講話は奈良国立博物館講堂
定員: 194名(先着順)
参加費: 要当日特別展「白鳳」観覧券

興福寺僧侶による法要
日時: 8月18日(火)10:00-10:30
会場: 奈良国立博物館展示室内

親子鑑賞会
日時: 8月25日(火) 13:30-14:15
会場: 奈良国立博物館講堂
講師: 岩井共二(奈良国立博物館学芸部情報サービス室長)
定員: 180名(先着順・要事前申込)
※詳細は公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

2015年07月18日 9:30 ~ 2015年09月23日 17:00
会期中:毎週金曜日と8月5日(水)から8月15日(土)は19:00まで開館、月曜日・7月21日(火)は休館、ただし7月20日(月・祝)、8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開館

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