「名匠三代 - 木内喜八・半古・省古の木工芸 - 」

奈良国立博物館

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和歌色紙象嵌硯箱 木内半古作

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木内喜八(1827~1902)、半古(1855~1933)、省古(1882~1961)は、幕末から昭和にかけて三代にわたり、江戸・東京で活躍した木工芸の作家です。船大工の家に生まれた喜八は、指物、象嵌彫刻などに才能を開花させ、内国勧業博覧会にて受賞するなどの活躍をみせました。喜八の甥で後に養子となった半古は、養父の技を受け継ぎ、各種博覧会で受賞を重ねるとともに、正倉院御物整理掛に出仕し、正倉院宝物の修補や模造に腕を振るいました。半古の次子である省古は、若き日に正倉院御物整理掛に出仕した体験を元に、父祖から受け継いだ技を磨き、万国博覧会で最高賞を連続受賞するなど世界的にも高い評価を受けました。このように木内家が三代にわたって築き上げた名声は近代工芸史上、揺るぎないものがあります。本展では若干の作品を加え、これらをはじめて公開致します。例年正倉院展を開催している奈良国立博物館にて、正倉院宝物に憧れ、直に宝物に接し、これに学んだ三代にわたる名匠の技と美を鑑賞することができます。

[関連イベント]
公開講座木内省古の正倉院模造 - 木画紫檀双六局模造をめぐって - 」
日時: 6月13日(土)13:30-15:00
会場: 奈良国立博物館講堂
講師: 木村 法光(元宮内庁正倉院事務所保存課長)
定員: 194名
参加費: 無料※観覧券もしくはその半券、国立博物館パスポート等の提示が必要
※詳細は公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

2015年06月02日 9:30 ~ 2015年06月28日 17:00
会期中9:30-17:00(最終入場は16:30)開館、毎週金曜日は9:30-19:00(最終入場は18:30)開館

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木内喜八木内半古木内省古

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