「おとろえぬ情熱、走る筆。ピエール・アレシンスキー展」

国立国際美術館

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ピエール・アレシンスキー《至る所から》1982年 インク / アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 ベルギー王立美術館蔵 © Royal Museums of Fine Arts of Belgium, Brussels / photo: J. Geleyns - Ro scan © Pierre Alechinsky, 2016

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ピエール・アレシンスキー(1927年生まれ)はベルギーに生まれ、第2次大戦後、ベルギー、オランダ、デンマークの若い作家たちが結成した前衛芸術グループ「コブラ」に参加して本格的な作家活動を始めました。「コブラ」の作家たちは、子供の絵などに触発され、主義主張に捕らわれない自由を何よりも大切にして、それぞれのスタイルで制作を展開します。短い「コブラ」の活動のなかでアレシンスキーは、線の要素を主にした抽象的な絵画を自らの個性にして、間もなくパリで東洋の書道芸術を発見します。とりわけ体全体を使って床に置いた紙に墨で書く、当時湧き起った日本の前衛書道の奔放さに共感を覚え、1955年には来日して書家の森田子龍らと交流し、映画『日本の書』を作りました。日本滞在も刺激となり、生来の優れたデッサン力を生かしたアレシンスキーの絵画は、西欧の重厚な油彩画から抜け出し、墨、水彩、アクリル絵具などを用いて、軽快で自在な線描を軸に豊かな展開を見せてきました。コマ割りにした画面に海、樹、人間、怪物など、多彩な形を表しながら、画家が見、経験した世界のあらゆる側面が集められるとともに、その個性は、版画も交えた幾種もの技法を駆使して、いまなお限りない変装をかなでています。90歳を迎えるアレシンスキーの奔放自在な筆の勢いは依然衰えることを知りません。ベルギーを代表し戦後のヨーロッパ絵画に大きな足跡を残すこの画家を、初期から最新の大作約80点をもって紹介する本展は、日本・ベルギー友好150周年を記念する日本で最初の大規模な回顧展です。

[関連イベント]
• アレシンスキー展 講演会
日時: 2月18日(土)14:00~
講師:山梨俊夫(国立国際美術館 館長)
定員: 先着130名
会場: B1階 講堂
• アレシンスキー展 ギャラリー・トーク
日時: 3月4日(土)14:00~
講師: 中井康之(国立国際美術館 学芸課長)
定員: 先着90名
会場: B2階 展示室
※お申し込み方法は公式ホームページよりご確認下さい。

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スケジュール

2017年01月28日 10:00 ~ 2017年04月09日 17:00
開館時間: 金曜日は19:00まで

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