「クラーナハ展ー500年後の誘惑」

国立国際美術館

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ルカス・クラーナハ(父)《ホロフェルネスの首を持つユディト》1525/30年頃 ウィーン美術史美術館 © KHM-Museumsverband

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ルカス・クラーナハ(父)は、ヴィッテンベルクの宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する画家です。大型の工房を開設して絵画の大量生産を行うなど、先駆的なビジネス感覚を備えていた彼は、一方でマルティン・ルターにはじまる宗教改革にも、きわめて深く関与しました。けれども、この画家の名を何よりも忘れがたいものにしているのは、ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを、特異というほかないエロティシズムで描きだしたイメージの数々でしょう。艶っぽくも醒めた、蠱惑的でありながら軽妙なそれらの女性像は、当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。日本初のクラーナハの大回顧展となる本展では、そうした画家の芸術の全貌を明らかにすると同時に、彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。1517年に開始された宗教改革から、ちょうど500年を数える2017年に開催されるこの展覧会は、クラーナハの絵画が時を超えて放つ「誘惑」を体感する、またとない場となることが期待されます。

[関連イベント]
• 講演会
日時: 1月28日(土)14:00〜15:30
講師: 山梨俊夫(国立国際美術館 館長)
定員: 先着130名
• アーティスト・トーク
日時: 3月25日(土)14:00〜15:30
講師: 坂本夏子(画家)
定員: 先着130名
• ギャラリー・トーク
日時: 2月25日(土)、4月8日(土) 各日とも14:00〜
講師: 福元崇志(国立国際美術館 研究員)
定員: 先着90名
※各イベントともに参加無料(要観覧券)、詳細は公式ホームページよりご確認下さい。

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スケジュール

2017年01月28日 10:00 ~ 2017年04月16日 17:00

アーティスト

ルカス・クラーナハ

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