特別展「ハンガリーの名窯 ヘレンド」
大阪市立東洋陶磁美術館
色絵金彩「ヴィクトリア」文ティーセット 1850年頃 ポット:高11.5㎝、カップ:口径13.0㎝、菓子皿:口径21.0㎝ ヘレンド磁器美術館蔵
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本展では、ブダペスト国立工芸美術館、ヘレンド磁器美術館、ハンガリー国立博物館などが所蔵する約230点の作品により、ヘレンド窯190年の歴史とその魅力をご紹介します。
1826年、ハンガリー南西部の小さな村ヘレンドで、磁器の生産が始まりました。先行のマイセン窯やウィーン窯などの傑作に学んで高い水準に達したヘレンド窯は、ほどなくして「オーストリア帝室・ハンガリー王国御用達窯」として認められるまでになります。1851年のロンドン万国博覧会では、イギリスのヴィクトリア女王からディナーセットの注文を受けたのを機に、一躍その名をヨーロッパ中に広めました。時流が大量生産へと向かう19世紀末、手作業にこだわり常に最高のものを目指したヘレンド磁器は、その芸術性の高さからヨーロッパの多くの王侯貴族に愛され、名実共にハンガリー芸術を代表する存在となり、今日に至っています。
メディア
スケジュール
2017年04月08日 9:30 ~ 2017年07月30日 17:00
月曜日・7月18日(火)は休館 ※5月1日(月)、7月17日(月)は開館