「開館60周年記念展 One more 未来につなぐ 和の意匠(デザイン)力」

逸翁美術館

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本展では、絵画や工芸品の中に見られる文様や意匠が持つ、時代を超えた魅力が紹介されます。数々の重要美術品、すなわち、はるか昔に作られた物の姿や図柄に、現代の私たちは新鮮な印象を覚えます。その大らかで平明な姿には、日本人が共有する造形感覚の原点があるように思われます。また、「あわれ」「わび・さび」といった情趣からは、移ろいゆくものをモチーフに選び、余白の静寂を愛おしむ作品が生まれました。そして、[重要文化財]三十三間堂通矢図屏風や[重要文化財]花鳥蒔絵螺鈿洋櫃(付属籐編外櫃)などに感じられる華やかな気分には、祭礼・遊楽の折々に抱く感興に通じるものがあります。それぞれの時代の日本人の感性が生み出した文様や意匠は、歴史の中で繰り返し用いられ、様々な美術工芸品の上に形を変えて親しまれてきました。今、私たちが眼にする美術工芸品の意匠もまた、未来の文化を生み出す財産となって活かされることでしょう。本展では、こうした「平明」「静寂」「遊楽」の三つの観点から選ばれた作品が展示されます。

[関連イベント]
講演会「日本人の三美意識─平明・静寂・遊楽」
日時: 4月28日(土)14:00~
講師: 仙海義之氏(阪急文化財団学芸課長)  
ギャラリートーク
日時: 3月31日(土)14:00~
講師: 担当学芸員

メディア

スケジュール

2018年03月24日 10:00 ~ 2018年05月06日 17:00

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