【参加者募集中!】まちの見方を180度変えるローカルメディアづくり~CIRCULATION KYOTO~

ロームシアター京都×京都市文化会館5館連携事業|地域の課題を考えるプラットフォーム

In ニュース by Mitsuhiro Sakakibara 2017-04-24


photo by Mai Narita

2017年4月29日から2018年3月まで、ロームシアター京都と京都市文化会館5館との連携事業として、京都のローカルメディアをつくる一般参加型ワークショッププロジェクト「Circulation Kyoto」が開催されます。プロジェクト・ディレクターは『ローカルメディアのつくり方』の著者である編集者の影山裕樹さん、アートディレクターはデザイナーの加藤賢策さん、そしてエディターには編集者の上條桂子さんらも名を連ねています。榊原もリサーチディレクターというかたちで関わっています。

現在、そのワークショップ参加者を募集中です!

・出版、編集、グラフィック・デザイン、アートプロジェクトなどに興味のある方
・メディアづくりのスキルを有する方
・町内会、商店会等で実際にまちづくりや地域の活動に携わっている方、興味のある方
・人と人をつなぐ出来事づくり、場づくり、仕組みづくり等に興味のある方

こんな方々にぜひおすすめ。いわゆる「京都らしさ」ではない、でも京都のこの地域にしかあり得ない地域性のようなものをリサーチしてあぶりだすところまでがミッション。大変な道のりですが、ご関心のある方はぜひどうぞ!締め切りは5/26(金)必着です。

<参加募集要項>

募集人数
30名~40名程度(応募多数の場合書類選考あり)
活動内容
ローカルメディアに関するレクチャーやワークショップ、フィールドワークに参加しながら、地域ごとのローカルメディアを主体的に構想します。希望者は、最終的なローカルメディアの企画立案、編集、取材、デザインから発行までを講師とともに担います。
活動期間
2017年6月17日(土)~8月6日(日)
※メディア制作に参加する場合は、3月中旬まで。
活動場所
ロームシアター京都、各京都市文化会館ほか
参加費
無料(※講座実施会場および講座中の移動交通費は原則参加者負担になります)
参加条件
「実施日程」のうち、第一回(6/17)に参加でき、かつ合計4回以上(全5回のうち)参加可能な18歳以上の方

具体的な申し込み方法は特設WEBサイトをご確認ください。
http://www.circulation-kyoto.com/#workshop

まちの見方を180度変えるローカルメディアづくり
~CIRCULATION KYOTO(サーキュレーション キョウト)~

始動!地域に潜む課題と魅力を発見し、ユニークなアイデアで新たな“ローカルメディア”をつくる!

参加クリエイター×一般参加者の協働で、5地域をつなぐローカルメディアを構想・制作
インターネットでどこでも世界中の情報が瞬時に得られる現代において、むしろ限定された地域でしか得られない情報やコンテンツに価値が生まれ、地域住民が地域の新たな魅力に気づいたり、外部の人が地域を訪れ新たな人と人のつながりを生み出すなど、その効果や役割に益々注目が集まるローカルメディア。

今回のプロジェクトでは、全国各地で発行されるフリーペーパー、本、雑誌の作り手を取材した『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社、2016年)を昨年上梓した編集者の影山裕樹を本プロジェクトのディレクターに迎え、公募で選ばれた一般参加者たちが京都市文化会館5館の位置する山科区、伏見区、西京区、北区、右京区5地域のエリアに分かれ、フィールドワーク、ワークショップを実施。各地域に根づく文化や歴史、地域の課題や魅力を見つめ直し、新たな“京都ローカル”を探りながら、それを発信・表現する魅力的で挑戦的な「メディア」を構想・制作します。

「ローカル」と「メディア」を問い直す
プロジェクト・ディレクターの影山裕樹は、「ローカルメディア」の定義を「異なるコミュニティ(人や情報、モノ)をつなげる手段」と拡げて設定します。本プロジェクトでは、ローカルメディアの形態として多いフリーペーパーや地図、冊子等の紙媒体のみに発想を限定させず、WEBやラジオ、TV、あるいは地域の回覧板や掲示板をもローカルメディアの視点で捉え直し、改めて現代社会で機能し得る「メディア」自体を考察、問い直します。

「劇場」が生まれたと言われる古代ギリシャの時代、劇場は政治や地域の事件=悲喜劇を都市の住民が共有し、議論するメディアとして機能していたといいます。では多様化したメディア環境におかれる現代において、劇場はどんなメディア足りえるのでしょうか?本プロジェクトを通じて、劇場が果たす役割や機能も改めて照射されることになるでしょう。



<スケジュール>
詳細はこちらから

【2017年4月】
キックオフトークイベント
「新たな京都を発見するローカルメディアのかたち」(一般公開)

日時│2017年4月29日(土)14:00~16:00
会場│ロームシアター京都 パークプラザ3F共通ロビー
入場無料、予約不要

【2017年6月~8月】
ローカルメディアづくりワークショップ
(全5回/要参加申込、京都市内各所)
オリエンテーション&レクチャー&インタビュー
「新たな“移動”を促すローカルメディアのかたちとは」

会場│京都市東部文化会館⇒京都市北文化会館⇒京都市呉竹文化センター
日時│2017年6月17日(土)10:00~12:30/14:00~18:00

ブレーンストーミング&インタビュー&フィールドワーク
「地域の課題と宝物を見つけるリサーチ」

会場│京都市右京ふれあい文化会館⇒京都市西文化会館ウエスティ
日時│7月8日(土)10:00〜12:30/14:00~18:00
講師│影山裕樹、榊原充大ほか

レクチャー&ディスカッション
「地域に入り込む取材・交渉・デザイン」

会場│ロームシアター京都⇒各文化会館
日時│7月22日(土)10:00~12:00/13:30~17:00
講師│影山裕樹、加藤賢策、上條桂子ほか

ディスカッション&公開講座
「地域の課題と魅力を可視化する企画力」

会場│ロームシアター京都⇒各文化会館
日時│8月5日(土)10:00〜12:00/13:30〜17:00
講師│影山裕樹、加藤賢策、上條桂子、榊原充大ほか

プレゼンテーション&ディスカッション
「新たな“移動”を促すローカルメディアのかたちとは」(一般公開)

会場│未定
日時│8月6日(日)13:00〜17:00
講師│影山裕樹、加藤賢策、上條桂子、榊原充大


【2017年8月~2018年3月】
ローカルメディアづくり

日時│8月中旬〜2018年3月
講座を経て、各館ごとに、これまでの成果のアウトプットとして、任意の参加希望者とともに、ローカルメディアの制作を試みます。
※第5回目の講座の後に、受講者の中から参加希望者を募集します。


【2018年3月】
メディア完成記念トーク(一般公開)

会場│ロームシアター京都(予定)
日時│3月中旬 14:00~17:00
各施設のローカルメディアの発行を記念し、プロジェクトを振り返りながら各メディアを紹介します。後半ではゲストを交え、今後のローカルメディアと文化事業の可能性を考えるシンポジウムを開催します。


<開催概要>
事業名:ロームシアター京都×京都市文化会館5館連携事業 
地域の課題を考えるプラットフォーム
「まちの見方を180度変えるローカルメディアづくり~CIRCULATION KYOTO(サーキュレーション キョウト)~」

【日程】2017年4月29日(土・祝)~2018年3月中旬
  (内ワークショップは、6月17日/7月8日、22日/8月5日、6日の全5回)
【会場】ロームシアター京都および各京都市文化会館
【主催】公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団(ロームシアター京都、京都市東部文化会館、京都市呉竹文化センター、京都市西文化会館ウエスティ、京都市北文化会館、京都市右京ふれあい文化会館)、京都市
【企画製作】ロームシアター京都
【企画協力】千十一編集室
【クレジット】
プロジェクト・ディレクター:影山裕樹(編集者/千十一編集室)
アートディレクター:加藤賢策(アートディレクター/ラボラトリーズ)
エディター:上條桂子(編集者)
リサーチディレクター:榊原充大(都市建築等リサーチ/RAD)
制作:武田知也(ロームシアター京都)

【お問合せ】ロームシアター京都 075-771-6051
【特設サイト】http://www.circulation-kyoto.com/


<参加クリエイター プロフィール>
影山裕樹(かげやま ゆうき /プロジェクト・ディレクター)
編集者、プランニング・エディター。1982年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、雑誌編集部、出版社勤務を経て独立。アート/カルチャー書のプロデュース、ウェブサイトや広報誌の編集、展覧会やイベントの企画・ディレクションなど幅広く活動している。近年は「フェスティバル/トーキョー」(12、13)「十和田奥入瀬芸術祭」「札幌国際芸術祭2014」など各地の芸術祭やアートプロジェクトに編集者、ディレクターとして関わる。著書に『大人が作る秘密基地』(DU BOOKS)、『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社)、共編著に『決定版・ゲームの神様 横井軍平のことば』(スペースシャワーネットワーク)など。2017年「千十一(せんといち)編集室」をスタート。 http://yukikageyama.com/

加藤賢策(かとう けんさく/アートディレクター)
アートディレクター/グラフィックデザイナー。1975年生まれ。武蔵野美術大学大学院視覚伝達デザインコース修了。2006年株式会社東京ピストル設立(取締役)。2013年株式会社ラボラトリーズを設立(代表取締役)。「十和田奥入瀬芸術祭」「国東半島芸術祭」など各地の芸術祭やアートプログラムに関わる。主にアートや建築、思想関連などのグラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、WEBサイトなどを手がける。武蔵野美術大学、女子美術大学非常勤講師。www.labor-atories.com

上條桂子(かみじょう けいこ/エディター) 
編集者、ライター。雑誌でカルチャー、デザイン、アートについて編集執筆、書籍の編集も多く手がける。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科非常勤講師。編集を手がけた書籍に、『お直し とか カルストゥラ』(横尾香央留著/青幻舎)、『庭園美術館へようこそ』(朝吹真理子、ほしよりこ他/河出書房新社)、『ROVAのフランスカルチャーA to Z』(小柳帝著/アスペクト)、『Act of Love 求愛行動図鑑』(human research)等。著書にドイツやスイスの木工玩具デザインの歴史をまとめた『玩具とデザイン』(青幻舎)がある。みちのおく芸術祭山形ビエンナーレ2014では、イラストレーターの平澤まりことともに市民参加のワークショップ「みちのおくつくるラボ」1期ブックラボの講師を務め、山形市民とともに『山形をいく REDISCOVER YAMAGATA』の企画編集に携わった。

榊原充大(さかきばら みつひろ/リサーチディレクター)
建築家、リサーチャー。1984年愛知県生まれ。2007年神戸大学文学部人文学科芸術学専修卒業。建築や都市に関する調査・取材・執筆、物件活用提案、ディレクション、アーカイブシステムの構築など、編集を軸にした事業を行う。2008年には、より多くの人が日常的に都市や建築へ関わる経路を増やすことをねらいとし、建築リサーチ組織RADを共同で開始。寄稿書籍『レム・コールハースは何を変えたのか』(2014)、制作書籍に『LOG/OUT magazine ver.1.1』(2016)。2014年度から京都精華大学非常勤講師、2016年度から京都建築大学校非常勤講師

Mitsuhiro Sakakibara

Mitsuhiro Sakakibara . 建築や都市のリソースを利用して暮らし働く人の声を集め、彼らへのサポートを行う。個人として取材執筆、翻訳、改修協力、ネットカフェレポート等を実施。また、多くの人が日常的に都市や建築へ関わる経路を増やすことをねらいとし、建築リサーチ組織「RAD(http://radlab.info/)」を2008年に共同で開始。建築展覧会、町家改修その他ワークショップの管運営、地域移動型短期滞在リサーチプロジェクト、地域の知を蓄積するためのデータベースづくりなど、「建てること」を超えた建築的知識の活用を行う。 ≫ 他の記事

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