「湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器」展

湯木美術館

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日本料理を大きく変えた、吉兆庵・湯木貞一の料理の器を展示します。
湯木貞一翁は24歳の時、松江の大名・松平不昧の茶会記に記された献立に触れ、カルチャーショックを受けて料理に開眼したと伝わります。
茶の湯の懐石から季節感や時節の趣向をも料理に織り込み、さらに茶の湯を学ぶ中で、北大路魯山人ら様々な人物との交友をも栄養とし、華やかにして風情あふれる自らの料理を完成させたのです。
四季折々の素材をいかした湯木貞一翁の料理は、吟味された器によって一層美しく彩られました。器の選択・収集についても、不昧の茶会記に見る器の使用例から影響を受け、審美眼が磨かれています。不昧が好んで用いた赤色と金の美しい金襴手や、藍色の鮮やかな祥瑞の皿を向付に使用していますし、焼物などを盛り込んで取回すために、織部焼の手付きの鉢や朝鮮半島製の刷毛目鉢などを用いた点も共通しています。さらに、小堀遠州の茶会記にあらわれる染付の器や、千家の茶会記にあらわれる樂焼の器も収集・使用しています。
日本料理に新しいスタイルを確立した湯木貞一翁の眼にかない、生涯をかけて収集した料理の器の数々を、前期・後期でのべ70点を展示します。

前期:9月3日(火) - 10月20日(日)
後期:10月24日(木) - 12月15日(日)

[画像: 重要文化財 「織部四方手鉢」 ※前期展示作品]

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スケジュール

2013年09月03日 10:00 ~ 2013年12月15日 16:30

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