企画展「防ごう!文化財の盗難被害」

和歌山県立博物館

このイベントは終了しました。

全国で仏像などの文化財が盗まれる事件が多発しています。実際に仏像を盗まれた地域の人たちは、「まさか盗まれるとは思わなかった」、「大切なものを失ってしまい、とてもつらい」とお話しされます。今もなお盗難被害を受ける危険性が高いなか、地域の歴史をものがたる大切な文化財を失わないためにどうしたらいいのか、みんなで考える必要があります。この企画展では、新たな被害を防ぐためのアピールとして、実際に盗難被害にあった文化財を中心に展示し、文化財盗難の実態を多くの人にご紹介します。

特別陳列「初公開・粉河寺の千手観音立像―粉河の名宝とともに―」
このたび、粉河寺本堂(重要文化財)の小規模な修理に伴い、これまで公に知られていなかった後戸安置の千手観音立像を遷座し、初めて公開します。平安時代後期の等身大の作例であり、粉河寺の歴史を考える上で極めて貴重な新資料となるものです。また、粉河寺に隣接する丹生神社の祭礼に用いられた、紀の川市中津川の熊野神社に所蔵される、刀鍛冶・富田宗兵衛安定(大和守安定)が作った剣について、研磨後初めて公開します。名工大和守安定の初期の優品であり、長くその存在が知られていなかった幻の剣です。

[関連イベント]
ミュージアムトーク
学芸員による展示解説、各回13:30~14:30
6月11日(土)、19日(日)、25日(土)、7月9日(土)

メディア

スケジュール

2016年06月11日 9:30 ~ 2016年07月10日 17:00

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