「丹波の赤」展

兵庫陶芸美術館

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平安時代末から現代まで約800年の長きにわたって、つくり続けられている丹波焼は、そのかたちや器種、製陶技術、窯の構造など、時代とともにたえず進化し、変化しています。江戸時代初期、丹波では登窯が導入され、それとともに“赤土部”が生み出されました。赤土部は、寛永年間(1624~1643)ごろから約100年間用いられた、鉄分を多く含む化粧土です。水漏れ防止のため、粗い陶土の表面を化粧する目的から始まりましたが、赤く美しく発色することから、装飾技法のひとつとして成立しました。その発色は、窯の中での焼成温度の微妙な高低によって起こり、器肌には赤褐色や暗紫色など多彩な色調が描かれました。
今回の展覧会では、近世丹波焼を代表する技法である“赤土部”に焦点をあて、その鮮やかな赤褐色や重ね掛けによって複雑に発色した作品など、緋色の丹波焼の魅力を展示。

ギャラリートーク 7月1日(日)、7月15日(日)、7月29日(日)、8月12日(日)、8月26日(日)、9月9日(日)、9月23日(日) 11:15-/場所は展示室3

【画像:「赤土部徳利」江戸時代前期 田中寛コレクションより】

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スケジュール

2007年06月30日 ~ 2007年09月24日
金・土は21:00閉館

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