上本ひとし 「OIL 2006」

大阪ニコンサロン

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作者が住んでいる瀬戸内海沿岸の街、周南工業地帯(旧徳山市)はコンビナートの街とも言われ、プラントが建ち並び、関連会社とともに、仕事や生活の糧となっている。
原油価格の高騰や、ある意味でピークともいわれる化石燃料の終焉は、現代エネルギー社会の崩壊を意味し、近い未来に起こるだろうクリーンエネルギーへの変化は、現在のアナログからデジタルへの変化以上に、社会、経済、産業を大きく変化させる。そんな予感が、今作者の不安となっている。
また、エネルギー問題は、イラク戦争をはじめとする国際紛争の原因となっており、大気汚染、気象変動、地球温暖化問題にも直結している。そろそろ私たちはこの問題を直視し、大きな変化への準備をすべきかもしれない。
ショッピングセンターの駐車場で見た小さなオイル染みは、作者の目を魅惑し、現代エネルギー社会の断末魔的美を感じさせた。そして、作者の心をサウジアラビアの広大な砂漠、油田の上に導いて行く。モノクロ約40点。

メディア

スケジュール

2007年08月16日 ~ 2007年08月21日

アーティスト

上本ひとし

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