「スティル/モーション 液晶絵画」展

三重県立美術館

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周知のように、ヴィデオの技術は、視覚文化に大きな影響を与えてきました。1960年代に登場したヴィデオ・アートもその一つで、ナム・ジュン・パイクを嚆矢とするヴィデオ・アーティストたちは、映画とはまったく異なった映像の可能性に注目し、ビデオならではのさまざまな実験的作品を試みてきたのです。
時間軸が絵画に介在し、映像に絵画と同質の空間が立ち現れるような、時間芸術と空間芸術とが相互に融合したような、不思議な世界を私たちは目の当たりにする。本展の実験的な作品群はそのような従来にない経験をもたらしてくれるに違いありません。
単にディスプレー装置としての利点を表現手段として利用することをはるかに越えた発想が、鋭敏な感受性に恵まれたアーティストたちによって繰り広げられること。本展の会場は、おそらくそうした新鮮な世界の発見の場となることでしょう。

【画像:ミロスワフ・バウカ「BlueGasEyes」(2004) スティール、塩、DVDプロジェクション、ループ、サウンド 2X(170X126X5cm)
(出品予定作品)
©Miloslaw Balka, courtesy of Barbara Gladstone Gallery NY】

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