「江戸絵画の精華」展

奈良県立万葉文化館

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今回の特別展では、江戸時代の絵画と浮世絵品に焦点を当ます。東京富士美術館からは屏風絵・襖絵14点と、葛飾北斎「冨嶽三十六景」36点が出品されます。 屏風絵・襖絵は、狩野派と琳派(江戸琳派を含む)を中心に、岩佐派、土佐派、住吉派、曽我蕭白などに及び、大画面が一堂に会した迫力は観る者を圧倒することでしょう。また各地から望む富士山を描き、「神奈川沖浪裏」などで知られる「冨嶽三十六景」は、現在世界文化遺産に登録された富士山を知るうえでも好機となるでしょう。 奈良県立美術館からは、歌川広重の代表作「名所江戸百景」の大半が出品されます。四季折々の江戸の風景を、高い視点から見下ろす俯瞰図や、前景に素材を大きく描く斬新な構図と鮮やかな色彩で描いたこの大作は、いわゆるジャポニスムとしてゴッホやホイッスラーなどヨーロッパの画家たちにも大きな影響を与えたことでも広く知られています(版画は両館所蔵品ともに半期で展示替えします)。日本絵画の源流ともなる江戸時代の絵画を、両館の名品を通して改めて見直そうとするものです。豊かな自然のなかで育まれた江戸絵画の精華を、古都飛鳥の地で心行くまで堪能していただければ幸いです。

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スケジュール

2013年10月12日 10:00 ~ 2013年11月24日 18:00
11月5日(火)振替休館日に浮世絵の展示替え。

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