「伊万里 染付の美 -「図変り」大皿の世界- 」展

兵庫陶芸美術館

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日本における磁器生産は、江戸時代初頭、肥前・有田の地で伊万里焼として始まりました。また、染付(そめつけ)は、白地に青(藍色)で文様を表す磁器の加飾技法で、中国の元時代の景徳鎮窯で創始されましたが、日本では、やはり伊万里焼で作り始められました。とくに、江戸時代後期になると、料理文化の隆盛とともに、料理を盛り付ける「うつわ」もより華やかになり、さまざまな文様が描かれた直径 40 センチを超える伊万里焼の染付大皿が数多く生産されるようになりました。伊万里焼の染付大皿をみると、恵比寿・大黒、唐獅子牡丹、旭日と鶴、鯉の滝登りなどの伝統的なめでたい図柄、また浮世絵をもとに描かれたようなものまで、器面を飾る文様は多岐にわたります。これらは、いずれも江戸時代後期の文化が反映された斬新で大胆な文様で、当時の人々が大皿に託した想いを感じ取ることができます。本展覧会では、選りすぐった139 点の伊万里焼の染付大皿を通して、江戸時代後期に花開いたその美と魅力をご紹介します。

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スケジュール

2013年06月08日 ~ 2013年08月25日 19:00

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