「陶芸の魅力 × アートのドキドキ」 展

兵庫陶芸美術館

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陶芸の歴史の中で活躍したのは陶芸家だけではなく、土の魅力に魅せられた画家や彫刻家たちも陶芸に挑戦してきました。例えば、20 世紀を代表する画家であるパブロ・ピカソ(1881-1973)やジョアン・ミロ(1893-1983)らによる陶芸作品は、戦後の陶芸に刺激を与え、1950 年代に世界各地で開花する造形的な新しい陶芸への後押しとなったといわれています。彼らのアプローチは、それまでの伝統や技法にとらわれていた陶芸の発想を越えて、新しい陶芸の可能性を気付かせました。思いどおりに変化する可塑性を持ち、自然との交感を感じさせる粘土は、さまざまな芸術家たちを魅了し、アートとの距離を近づけ、陶芸のもつ領域は広がりをみせました。
そして今、陶芸を専門としない画家や合成樹脂を素材とする彫刻家らといったアーティストたちが、粘土という素材を選び、素材や技術の制約を受けながらも、あえて陶芸に挑戦しています。はたして何が彼らを陶芸に駆り立てるのでしょうか。
本展では、画家や彫刻家らが陶芸に挑戦した作品のほか、日本やアメリカ、ヨーロッパなどの現代の陶芸シーンから、アートと陶芸のはざまで制作をする陶芸家たちの作品をご紹介します。

[参加作家]
パブロ・ピカソ、ジョアン・ミロ、岡本太郎、横尾忠則、舟越桂、奈良美智、日比野克彦、井田照一、元永定正、北辻良央、小清水漸、木田安彦、井田彪、福岡道雄、イケムラレイコ、小出ナオキ、高橋治希、きむら としろう じんじん、ピーター・ヴォーコス、ロバート・アーネソン、ジョン・メイスン、ケネス・プライス、ロン・ネイグル、マリリン・レヴィン、リチャード・ショー、 金子潤、エイドリアン・サックス、カルロ・ザウリ、ギリアン・ローンデス、グレイソン・ペリー、ダニエル・ポントロー、キム・シーモンソン、クリスティーナ・リスカ、エンリケ・メストレ、八木一夫、鯉江良二、西村陽平、三島喜美代、秋山陽

[関連イベント]
ワークショップ 「きむらとしろうじんじんの野点」
内容: 「自分が今いちばんチャーミングだと思う格好=ドラッグクィーン」に身を包み、窯をのせたリアカーをひいて、まちなかを闊歩する美術家“きむらとしろうじんじん”がやきものの里、丹波立杭にやってきます。
本展出品作家である“きむらとしろうじんじんの野点”では、お客様自身でお茶碗への絵付けと楽焼きを体験していただき、じんじんとの会話とともに焼き上がったお茶碗でお茶をいただく=野点を楽しむことができます。
日時: 11月24日(日)
会場: 兵庫陶芸美術館を含む立杭地区周辺
参加費: 有料
※詳細は公式ホームページにてご確認ください。

メディア

スケジュール

2013年09月07日 10:00 ~ 2013年11月24日 19:00

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