poster for 小清水漸 展

このイベントは終了しました。

ギャラリーヤマキファインアートではこのたび、小清水漸の個展を開催いたします。小清水漸( 1944 年-)は、 1960 年代末から 70 年代はじめの日本で興った芸術動向「もの派」を代表する美術家のひとりです。本展では、今年 5 月に開催された Art Basel Hong Kong 2013 において、ギャラリーヤマキファインアートから出品された十数点を中心に、小清水の初期の活動から現在までの足跡をたどります。
小清水漸が作品に用いる素材は、木や鉄、石、和紙などで 、その素材の質感や形態をありのままに表現へと結びつけます。それらはどれもごくあたり前に私たちの生活の中に存在する物ですが、非日常的な状況として提示することで、もの自体の本質や異なる素材同士を掛け合わせた際の変化、ものが存在する空間などを問い直します。 小清水をはじめ「もの派」に端を発する作品制作における概念的な方向転換は、その後の美術に大きな影響を与え、小清水の作品は今日の美術の状況においてますます意義深いものであるといえます。
一方で小清水は 70 年から 71 年頃を境に、「もの派」から次第に離れて独自の方法論を築き上げていきます。本展では、小清水の作品の発展過程においてモニュメンタルな作品である《表面から表面へ》シリーズ最初期の作品、後の《作業台》シリーズの発端となる作品、さらに貴重なドローイングの数々もご紹介いたします。この機会に、「もの派」に収斂しない小清水独自の作品世界を是非ご高覧ください。

[画像: 小清水漸 《表面から表面へ - カンヴァス》 1973 - 2013 カンヴァス・木枠 各84 × 72 cm]

メディア

スケジュール

2013年07月30日 11:00 ~ 2013年08月17日 19:00
日曜日・月曜日は休館

アーティスト

小清水漸

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use