poster for 藤田嗣治 展

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画廊の創業者、爲永清司は1950年代の渡仏以降、藤田嗣治とは画商としてだけではなく、友人として親交を結びました。フランスに帰化した藤田にとって、爲永は日本との関係を繋ぐ唯一の存在でもありました。実際、爲永は藤田より託され、幾多の名品を日本に持ち帰り、皆様に紹介しております。藤田はアトリエを頻繁に訪れていた爲永に、作品について助言を求めることすらありました。また、ある時は目を瞑ったまま見事なデッサンを描き、彼の卓抜したデッサン力を披露したりするなど、二人は多くの時間をアトリエで共に過ごしました。
晩年、日本国籍を捨てた彼は、二度と日本の地を踏むことはありませんでした。しかしながら、爲永には幾度となく帰郷の念を打ち明けています。日本を深く愛し続けながらも日本人画家としてパリに生きた、当画廊に最もゆかりの深い画家、藤田嗣治。今回は素描40点、油彩10余点を一堂に展覧致します。

メディア

スケジュール

2013年07月08日 11:00 ~ 2013年08月31日 20:00
8月5日(月)・8月6日(火)は休館

アーティスト

藤田嗣治

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