和田真由子 「分解と統合」
児玉画廊
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和田の制作へのアプローチは、頭の中にイメージしたビジョンを、自分が系統立てたロジックに沿っていかに作品として表出していくか、その演習と実践だと言えます。作品が「絵画」なのか「立体」なのかという区別を、形態によってではなく、思い描いた「イメージ」の様態が「絵画的」であるか「立体的」であるかを分析することによって定めています。さらに、和田は作品によって「イメージ」を形にすると謳っていながら、実際そこに現わされているのは「見えている物」ではなく「物をいかに見るか」という方法論であると言い換えるべきものです。見るという行為は、余りに当たり前過ぎて通常は意識されていませんが、であるからこそ和田はそこに一つの問題提起をしているのです。
メディア
スケジュール
2014年11月29日 11:00 ~ 2014年12月27日 19:00
オープニングパーティー 2014年11月29日18:00 から