谷中佑輔 「Have a Good Appetite」
児玉画廊
このイベントは終了しました。
谷中は、主に石材や木材を使用した大規模なスケールと重い量感を有した彫刻作品やインスタレーションを制作していますが、谷中の作品には、彫刻を制作するという点において大きく2つのコンセプトがあります。一つは「感覚/身体の可逆性」、そしてもう一つは「距離の測定」とそれぞれ言い表すことができるでしょう。
この2つのコンセプトは、物に「触れる」という非常に彫刻家的な行為/経験をベースとしつつ、彫刻として提示される対象物との距離 (作品と鑑賞者の距離ではなく、対象物と制作者の間に存在した物理的/心理的距離) のレンジを「ゼロ距離よりも密接な地点」から「不可知な遠距離」までの全てを包括した彫刻を可能とするためのものです。よって、鑑賞者は、ともあれ作品に対峙し、谷中の感覚的/身体的な距離や境界を超越するような体験の痕跡を見、そして追体験するべきなのです。
メディア
スケジュール
2014年09月06日 11:00 ~ 2014年10月11日 19:00
オープニングパーティー 2014年09月06日18:00 から