湯川洋康 + 中安恵一 「流暢な習慣」
大阪府立江之子島文化芸術創造センター
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2013年にスタートし、第3回目を迎えるアーティスト・サポート・プログラムenoco[study?]。公募で選出されたアーティスト、湯川洋康・中安恵一が、enoco館内のアトリエを拠点に制作した作品を展示します。湯川は服飾業界に身を置き、中安は現役の歴史学者でもあるという異色のユニットである2人。2015年10月より、「習慣、阻害、彫刻」というキーワードをテーマに、アンケートやフィールドワークを行い、いくつかの慣習化した行為や場所に注目しながらリサーチの一環として動物園に通う、募金箱を設置する、あるいは一時的に「仕事」として空き缶を拾ってくれる人を募る…などのユニークな試みを通して大阪の都市部を舞台にモチーフの収集と考察を重ねながら制作を行いました。現代社会において複雑に記号化されたさまざまな事象の「物質的」側面を用いて、「習慣はいかにして社会を成立させるのか、また社会はいかにして習慣を再生産するのか」という問いに対するひとつの回答を、彫刻作品として表現します。
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アーティスト・トーク
日時: 1月30日(土)17:00-
参加費: 無料(予約不要)