大野浩志 展
Oギャラリーeyes
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大野は木材、金属等を支持体に、その表面にペインティングナイフを用いて繰り返し絵具を塗り、別の表面にはバーナーの火で燃焼させるといった作品を制作してきました。絵具は一週間おきに塗り重ねられ、約1年の制作期間を経て完成するものもあれば、それより長い年月（25年以上）をかけて制作されている作品もあります。1990年よりスタートした「Since」というシリーズ作品は、いまもなお表面に絵具を塗るという行為が継続されており、永続的で物恐ろしさを感じさせられる存在感を放っており、絵具という色材が、行為と時間の積み重ねによって凝縮された物質へと変化し、絵画における「画面」とは異なり、制作の過程において生成された「表面」としての存在を呈しています。本展では、19年のあいだ土中に埋めて腐食させた木に絵具を塗り続けた作品「Since1996」シリーズと、本年制作された新作を併せて展示しています。
メディア
スケジュール
2015年12月14日 11:00 ～ 2015年12月26日 17:00