HAN BYUNG HA 「FOREST RAIN」

ギャラリーソラリス

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世界自然遺産にも登録された幻想的な島、屋久島。樹齢7200年ともいわれる縄文杉や屋久杉が有名ですが、それだけでなく、静かにそびえ立つ名もない巨木や、小さな苔に至るまでのひとつひとつが生命力をもって深い森を生み出し、そこには野生のサルやシカが暮らしています。そんな屋久島の深い森を生み出す象徴ともいえるのが、雨です。林芙美子の小説『浮雲』において「ひと月に35日雨が降る」とまで記されるほど、屋久島は日本で最も雨が降る地域としても有名です。それにより多くの植物が命を育み、緑あふれる島となっていることを思えば、雨はいわば、恵みの雨といえるでしょう。今展「FOREST RAIN」は、そんな雨の屋久島の姿をモノクロで捉えた作品を展示しています。