川内倫子写真展&関連イベント、兵庫県篠山「colissimo」「rizm」にて開催!

国内外で活躍する写真家川内倫子の個展、コラボレーション、そしてトークイベント&ライブを、2014年10月11日から兵庫県篠山「colissimo」「rizm」にて開催します。

In ニュース by Mitsuhiro Sakakibara 2014-09-30

兵庫県篠山の「colissimo」「rizm」にて、2014年10月11日より、川内倫子写真展が開催されます。会場は以前KABlogの記事でも取り上げた、歴史ある建物です。

国内外で活躍し、身の回りの風景や普段取り立てて目を向けることのない瞬間を丁寧に切り取る写真家、川内倫子の個展が、元米蔵を改修したギャラリー「rizm」の広く落ち着いた空間の中で開催。一方、元郵便局舎を改修したカフェ&ギャラリー「colissimo」では川内倫子とファッションブランド・NOMA t.d.とのコラボレーションによる展覧会が行われます。

「colissimo」では食事やお茶をいただきながら写真とテキスタイルとのコラボレーションを楽しむことができ、近所にある「rizm」ではゆったりと静かに写真と向き合うことができます。オープニングの10月11日には、トークショーと川内倫子×baobabのライブが予定されています。ゲストミューシャンにharuka nakamuraも予定されています。

注目すべきショップやアトリエが着実に増えつつある兵庫県山間部、篠山にある魅力的なスペースでの見逃せない展覧会&関連企画です。近隣の方はもちろん、遠方の方もこれを機会にぜひ足を運んでみてください。


川内倫子×baobab
10月11日|トークショー&ライブ(at rizm)
http://colissimo.jp/rizmevent/5630.html

会 期|10月11日(土)
時 間|14:30 open 15:00 start
会 場|rizm 兵庫県篠山市今田町下小野原7-2
費 用|¥3,000 小学生以下無料

baobabニューアルバム「folk」のリリースライブを兼ねた川内倫子×baobabライブです。
ku:nel vol.69に掲載された「川内倫子、大分へ。山香る野原に暮らす家族」。

ぐるりを山に囲まれた静かな里に暮らすその家族は、田畑を耕しながら、豊かな森で育った樹々からさまざまな古楽器を作り出し奏で、歌う人々。から始まる8ページに渡るカテリーナの森に暮らすbaobab家族の記事。川内倫子がとらえたこの風景の映像をrizmの大画面に投影しながらboababの透き通った音を重ねます。

10月11日から11月24日|川内倫子×NOMA t.d.(at colissimo)
http://colissimo.jp/exhibition/5600.html

写真家・川内倫子とファッションブランド・NOMA t.d.のコラボレーションによる展覧会をcolissimoにて開催いたします。この展覧会は、今春山梨のTraxで第1弾が行われ、続いて8月には東京TRAUMARIS|SPACE、9月からは琵琶湖ビエンナーレにも出展しています作品の展示です。

川内が風景の中にとらえた光と色がデリケートに溶けあうイメージに、NOMA t.d.のどこか懐かしさを帯びて網膜に残像をのこすパターンがまるで天使がこっそり刻印した「watermark(透かし)」のように重なります。

10月11日から11月24日|川内倫子 写真展 「光と影」(at rizm)
http://colissimo.jp/rizmevent/5608.html

2011年4月、写真家・川内倫子が3.11震災直後の被災地で偶然に出会った白と黒のつがいの鳩光と影、美しさのなかに潜む生と死、破壊と創造。

rizmの壁面に大きな写真の展示とともに2階では映像がご覧いただけます。

2011年4月石巻、女川、気仙沼、陸前高田。
訪れたどの場所もただただ静かでした。静けさは怖さを内包していると初めてリアリティを持って気づかされました。音がなく、ただかつて機能していた人の営みのかけらが地面に積み重なっていて、空がとても広く感じました。その場所でしばし佇んでいると自分が風に飛ばされてしまいそうなほどに小さな存在だと思えてきましたが、しかし確かに肉体を持っていまここに立っているという実感もありました。ただそこに存在する、ということを実感するには静けさが必要なのだと思いました。そしてそれはある種の恐怖を伴います。そしてその静かな場所で白と黒のつがいの鳩と出会いました。よく見ると足にバンドを巻いています。たぶんこの場所で誰かに飼われていたようです。

わたしが夢中で追いかけて撮影したため、一度空に飛びましたがぐるっと2匹で一緒に1周しては同じ場所に戻ってきました。それを何度も繰り返していたので、自分たちの家か飼い主を探しているのだと途中で気がつきました。この鳩たちを見ていると、いろんなものの象徴であるように見えました。わたしたちの住む世界の二元性。白と黒、善と悪、光と影、男と女、始まりと終わり。始まりと終わりのあいだには、喜びと悲しみ?反転し繰り返すことが営みとはいえ、世の理にやりきれなさを感じながら撮影を続けました。しかしまた、破滅のあとには創造していくしかない、と思えば、この景色もすべての始まりのように思えました。
photo & text Rinko Kawauchi

Mitsuhiro Sakakibara

Mitsuhiro Sakakibara . 建築や都市のリソースを利用して暮らし働く人の声を集め、彼らへのサポートを行う。個人として取材執筆、翻訳、改修協力、ネットカフェレポート等を実施。また、多くの人が日常的に都市や建築へ関わる経路を増やすことをねらいとし、建築リサーチ組織「RAD(http://radlab.info/)」を2008年に共同で開始。建築展覧会、町家改修その他ワークショップの管運営、地域移動型短期滞在リサーチプロジェクト、地域の知を蓄積するためのデータベースづくりなど、「建てること」を超えた建築的知識の活用を行う。 ≫ 他の記事

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