KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017

”写真は人生との愛の戯れ”。5月14日まで、京都各所にて開催。

poster for “Memento Mori” Robert Mapplethorpe Photographs from the Peter Marino Collection

「MEMENTO MORI ロバートメイプルソープ 写真展 ピーターマリーノコレクション」

京都市中京区エリアにある
誉田屋源兵衛にて
このイベントは終了しました。 - (2017-04-15 - 2017-05-14)

poster for Yan Kallen “Between the Light and Darkness”

殷 家樑(ヤン・カレン) 「光と闇のはざまに」

京都市中京区エリアにある
無名舎にて
このイベントは終了しました。 - (2017-04-15 - 2017-05-14)

poster for Arnold Newman “Masterclass” Presented by BMW

アーノルド・ニューマン「マスタークラス −ポートレートの巨匠−」presented by BMW

京都市中京区エリアにある
元離宮二条城にて
このイベントは終了しました。 - (2017-04-15 - 2017-05-14)

poster for Viktoria Sorochinsuki “Anna & Eve”

ヴィクトリア・ソロチンスキー「Anna & Eve」

京都府(その他)エリアにある
ワコールスタディホール京都 ギャラリーにて
このイベントは終了しました。 - (2017-04-14 - 2017-05-13)

In ニュース by Chiaki Ogura 2017-05-02

京都を舞台に毎年開催されている国際的な写真展。5回目となる今回は、数十名のアーティストが参加し、寺院や普段は非公開の歴史的な建造物、近代建築という特別な空間16会場で展示が行われています。これまでに約25万人が来場し、国内外から注目の集まるフェスティバルとなっています。

今年のテーマは、「LOVE」。私たちが「愛」と呼ぶ概念は、宗教観、歴史観、地域性、生活環境など、個人のバックグランドによってそれぞれ異なります。

「私たちは”愛する”ことは、自分以外の存在を認め、つながることだと考えます。”愛する”ことによって、他社とつながり、社会とつながり、自然とつながり、芸術とつながり、そして自分とつながる。そうしていけば、いつか世界は平和になると信じています」と共同創始者のルシール・レイボーズさんと仲西佑介さんは、話します。

いくつか、展示会場をご紹介いたします。

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マスタークラスーポートレートの巨匠ー
アーノルド・ニューマン
特別展示:BMW アート・カー by アンディ・ウォーホル
二条城 二の丸御殿台所・東南隅櫓

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二条城が会場となるのは、今年が初めてとなります。ニューマンは、約70年間ポートレートに人生捧げ、約8000枚のポートレートを収めています。芸術、政治、ビジネス各界の欧米の著名人達がその被写体となりました。彼は、必ず被写体が慣れ親しんだ住まいやアトリエ、仕事場に出掛けていってそこを撮影場所としました。現場の状況や事物を取り入れる事ことで、被写体の個性やバックグラウンド、および偉業を示唆する表現方法を確立しました。彼は、元々画家としてのトレーニングを受けており、同胞の画家を多く撮影しています。芸術家たちは、ニューマンがドラマチックかつ的確な手法で被写体の繊細な個性を引き出すことを知っていたので、喜んでモデルになったといいます。

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Falling Leaves
吉田亮人
元・新風館

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吉田の地元・宮崎に住む従兄弟と、従兄弟が生まれた時から生活を共にする祖母との日々の記録が作品です。寝食を共にするだけではなく、手をつないでスーパーで買い物をしたり、どちらかが出掛ける時は見えなくなるまで見送るなど、その不思議な関係性をシャッターに収めています。そんな献身的な従兄弟が、ある日突然姿を消します。一年後に、落ち葉の積もる山中で、帰らぬ姿として発見されます。作品では、今はここになくても、かけがえのないささやかな日常のぬくもりやストーリーが様々に切り取られています。

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Not In Your Face
スーザン・バーネット
元・新風館(姉小路壁面)

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これまで25ヵ国で撮影されてきた「Not In Your Face」シリーズから「LOVE」をテーマに作品をセレクトし、元・新風館の仮囲い壁を使って屋外展示されています。日々何を着るかどうかは、意識的に選択されていることであり、どう見られたいのかというアイデンティティの現れでもあります。中でも、今回展示されているTシャツの背中に込められているのは、ファッションという枠組みを越え、身にまとうものの希望、信念であり、政治的見解であり、メッセージなのであると彼女は捉えています。現代社会の中を生きる人々
の生き方が、「愛」のメッセージとして反映されているのではないでしょうか。

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Family Album/love and Ecstasy
イサベル・ムニョス
誉田屋源兵衛 黒蔵

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昨年、スペインの国立写真賞を受賞したイサベル・ムニョス。コンゴ民主共和国北西部の森林地帯で撮影したゴリラやボノボ、チンパンジーなど霊長類の肖像画像が作品となっています。ヒトと共通するDNAを持つゴリラは、人間による家族形成のルーツを探る対象となるほど、私たちと似た行動形式を持っています。その一方で、人よりもはるかに純粋で、そして率直で烈しい愛を表します。今作品に捉えられた、霊長類達の豊かな表情に驚かされて、また同時に、共感と思索のきっかけを得られる事でしょう。

その他、同期間に、KYOTOGRAPHIE国際写真祭サテライトイベント「KG+2017」も開催されています。5回⽬となる2017年は、Award/ Solo Show/ Special Exhibition /Associated Programの4つのプログラムを開催します。

このKG+では、これから活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的としています。今年は24の展覧会が選出されました。京都市内各所で開かれる様々な表現が、地域と人を繫げる大きなきっかけとなっています。また関連イベントも多数用意されています。

「愛」の表現は、本当に様々です。あなたなりの「愛」を探しに、京都の街をめぐってみてはいかがでしょうか。

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「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017」
日程:2017年4月15日(土)~5月14日(日)
会場:京都市内各所
料金:【一般パスポート】3,000円【一般プチパスポート(美術館「えき」KYOTO会場を除く3会場/1日のみ有効)】1,500円【大・専門・高校生パスポート】2,000円【中学生以下】無料(美術館「えき」KYOTO、立命館大学国際平和ミュージアム会場は除く)*各会場1回のみ有効/二条城は入城料金が必要/各会場の入場料は会場により異なる
公式サイトURL:http://www.kyotographie.jp/
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「KG+2017 KYOTOGRAPHIE サテライトイベント」
会期:2017年4月14日(金)〜5月14日(日)
会場:京都市内各地
http://www.kyotographie.jp/kgplus/
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Chiaki Ogura

Chiaki Ogura . 岡山県出身。広告代理店・広報部にて勤め、現在はフリーライター・フォトグラファーとして活動中。ジャンルは幅広く、雑誌やWEB媒体などで執筆。ベンシャーンやアンディ・ウォーホルに感銘を受け、アートの世界に。ギャラリーや美術館の空間をこよなく愛する。作品を目の前にしたときの、右脳がぐらっと動かされる感覚がたまらない。comocomo.cafe ≫ 他の記事

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