「中国青銅器の時代」展

泉屋博古館

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中国古代において、青銅器は単なる実用品ではなく、祀りや儀式に用いられました。そこで用いられた青銅器は、大切に扱われ、祀りの道具としてだけではなく、次第に権威を象徴するものと考えられるようになりました。
青銅器には、食べ物を調理しお供えする食器、お酒をお供えする酒器、音楽を演奏する楽器などがありますが、それらは、祀りの器であるがために、実用性を無視した造形をとるものも見られます。また表面を飾る文様も、動物をモチーフとして驚くほどヴァラエティ豊かにデザインされ、華麗で且つ精密に表現されています。さらに、青銅器には文字を入れたものが多く見られます。そこに記された文字は、現在の漢字の原形となったものですが、その内容はさまざまです。なかには当時の政治社会状況にふれたものもあり、貴重な歴史資料となっているものも少なくありません。
このような青銅器の造形・文様・文字は、千年以上の長い期間のなかで、少しずつ変化していきました。展示では、青銅器のうつりかわりを4室に分けてご紹介いたします。
※第1展示室 商時代の青銅器
※第2展示室 西周時代の青銅器
※第3展示室 春秋戦国時代の青銅器
※第4展示室 漢・唐時代の青銅器

【画像:「しきょうそん」(商後期) 24.4cm 泉屋博古館蔵】

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スケジュール

2007年10月20日 ~ 2007年12月09日

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