「欧米が愛した輸出蒔絵の華 - 芝山と杣田 - 」

清水三年坂美術館

poster for 「欧米が愛した輸出蒔絵の華 - 芝山と杣田 - 」

このイベントは終了しました。

幕藩体制の崩壊した明治時代、日本人の生活様式は急速に欧米化し伝統的な工芸品の国内需要は激減。無用となった刀剣や刀装具、印籠、根付などが輸出されるようになると、他国に類を見ない精巧で装飾性豊かな工芸品はたちまち欧米の美術愛好家達の注目の的となった。また、当時世界の産業に太刀打ち出来る唯一の分野であった工芸品は、万国博覧会へも出品され、高い評価を受ける。国内での需要を失っていた多くの職人達は政府主導の殖産興業政策の元、欧米好みの輸出向けの調度品の制作に従事するようになり、中でも貝・象牙・鼈甲・珊瑚などを用いて多彩に装飾する芝山細工や、艶やかな光を放つ青貝と金の切片などを緻密に貼り合わせた杣田細工が施された色とりどりの漆芸品は、当時の欧米の市場で大変な人気となり数多く輸出された。本展では100年の時を越えて欧米より里帰りした芝山細工と杣田細工の選りすぐりの品々を展示。

メディア

スケジュール

2013年05月24日 10:00 ~ 2013年08月18日 17:00
月曜日・火曜日は休館

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Kansai Art Beat (2004 - 2024) - About - Contact - Privacy - Terms of Use