ニュートラル・プロダクション 「レゾン・デートル」

ギャラリーあしやシューレ

poster for ニュートラル・プロダクション 「レゾン・デートル」

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暗く照明を落とした会場に浮かぶ白いオブジェ。噴水のように、雪のように舞い上がる白い粉。透徹な無機質空間に浮遊する造形は、見るものを非日常空間へダイレクトに誘い込みます。藪陽介と畠山雅弘の二人によるアート・ユニット neutral productionは、映像と音響を使いながら、物理的・科学的現象をアートとして表現する作品を制作しています。極小の発泡ビーズが、コンピューターでプログラミングされたファンにより垂直に噴き上がり、それに合わせた幾何学的な映像を投射させることで、重層的な疑似立体造形を立ち上げています。
発泡ビーズが作り出す黒と白の対比は、光と影、生と死、といった相反する概念を想起させます。光と闇を与えられることで顕れるさまざまな造形は、光の属性がもたらす、見えるもの・見えないものの関係性への問いかけでもあり、「存在意義」(raison d’être レゾン・デートル)の主題につながるものです。2011年の発電所美術(Nizayama Forest Art Museum)の個展から約2年。raison d’être シリーズを意欲的に展開していく中で、本展ではまた一歩踏み込んだ新作を含めて発表いたします。
兵庫県では初の個展となる neutral production展。是非、ご期待ください。

メディア

スケジュール

2013年09月18日 12:00 ~ 2013年10月06日 18:00

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