「Recollect, Gaze, Material in Common - チェコ・日本現代美術国際交流展 - 」

瑞雲庵

poster for 「Recollect, Gaze, Material in Common - チェコ・日本現代美術国際交流展 - 」
画像: Aleksandra Vajd & Hynek Alt , 「manwomanunfinished」 Video Installation

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展覧会タイトル「Recollect, Gaze, Material in common」はチェコと日本の作家をつなぐキーワードです。「再収集/想起・記憶」の2つの意味を持つ「Recollect」は、廃材の断片を寄木細工のように繋ぎ合わせ、一枚の板に再構築した立体作品を制作するピーター・ファボ、捨てられた衣服や日用品を軽やかな筆致で絵画化し、存在の痕跡や記憶を見つめ直すエヴァ・チェルベナ、古い図鑑から文字を切り抜いたコラージュ作品や写真のリトグラフ転写によって、言語・イメージと記憶の関係を考察する大坪晶の3者に共通する態度と言えます。「Gaze(眼差し)」は、アレクサンドラ・ヴァイド/ ヒネック・アルトとラディスラヴ・ヴォンドラークの作品において、自己と他者の関係を見つめるものとして立ち現われます。「Material in common(素材の共通性)」は、東洋絵画の技法からインスピレーションを受け、墨の濃淡や自然の「気」の流れを思わせる抽象絵画を制作するパトリック・ハブル、チェコで長い伝統を持つガラスを素材に彫刻作品を制作する大成哲に顕著です。京都とチェコ・プラハは、1100年以上戦火に焼かれることなく歴史を維持している古都であり、歴史を受け継ぎながら新しい文化を創り上げていく柔軟性において共通しています。両者は世界におけるアートの中心地ではないからこそ、「周縁」同士の対話によって共通性や相違を見出し、相互の文化理解や発展につながっていくきっかけとなる展示です。

[関連イベント]
アーティスト・トーク&パフォーマンス(日本語通訳あり)
日時: 9月12日(土)14:00-
会場: 瑞雲庵
ゲスト: アレクサンドラ・ヴァイド/ ヒネック・アルト、ピーター・ファボ、パトリック・ハブル、ラディスラヴ・ヴォンドラーク、大坪晶(すべて出展アーティスト)
参加費: 無料

関連レクチャー「チェコ美術-過去と現在」
日時: 9月19日(土)15:00-
会場: 瑞雲庵
講師: 阿部賢一(立教大学准教授 中欧文化論)
参加費: 無料
※その他10月もイベントあり。詳細は公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

2015年09月12日 13:00 ~ 2015年10月25日 19:00
会期中の土曜日・日曜日・祝日開廊、その他の曜日は閉廊

オープニングパーティー 2015年09月12日17:00 から 18:00 まで

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