ROBOTS
Yoshimi Arts
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笹川治子は、この社会で起こる出来事に対し批評的な視点を持ち、空想と現実の境界をテーマに写真作品を作ります。現象を様々な局面に置き直し、脱力させたように表現することでリアリティーを表出する試みをしています。通常頑強で勇ましく表現されるロボットを透明のビニールという柔らかい素材に変換した「うつろ戦士」(2009)という作品は、薄い膜で象られ、空想と現実を曖昧にし、虚構に対する認識の有様を意識させます。また、コンピューターグラフィックスで作成したロボットをビニールの立体物に置き換えて、川に流した様子を写真に撮った作品「ポリゴン氏」(2009)も、空想の世界のロボットを現実に引き出す試みです。今回の個展では、「うつろ戦士」を中心に作品を再構成した展示を行います。
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スケジュール
2015年05月08日 11:00 ~ 2015年05月24日 19:00