山元ゆり子 「Flash Drawing - 光とドローイング - 」

Gallery G-77

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本展は山元ゆり子による個展です。
山元は、2002年にフィリップモリスK.K.アートアワードにおいて最年少受賞を果した後、京都を拠点にしながらも、ニューヨークP.S.1コンテンポラリーアートセンターでの展示をはじめ、国内外で精力的に作品の発表を行ってきました。
作品は主に、鑑賞者を主人公とした、心象的現象や概念的な出来事に遭遇する体験の創造で、鑑賞者を作品に取り込んでいく形態が多くを占めています。テキスト、音響、照明、舞台装置、時には役者も用いて、物語性のある空間と仕掛けを用意し、鑑賞者を体ごと作品体験へと導きます。
近年は、光や時間軸、ささやかな仕掛けから創られるシチュエーションの中で、身体の感覚的知覚を通して、観る者が自らの意識の所在に触れることをテーマとした体験を試みてきました。
本展で披露される作品群はどれも真っ暗で何も見ることの出来ない空間から始まります。進む、動く、止まるといったシンプルで象徴的な体の動きに反応して、目の前に光が現れ、消える。連なっているように感じる時間や、見えている景色、今確かにある体さえも、意識の中にあるような感覚、その所在が曖昧になるような時間。何もないように見える闇の中に、全てがバラバラに同時にあって、「今」という一瞬の意識が、光としてそれらを映し出す。
本展では、そんな光と認識のしかたによって、様々に現れる色や形、その部分と全体を「フラッシュドローイング」と題した新作が展示されます。

メディア

スケジュール

2016年11月25日 13:00 ~ 2016年12月23日 19:00
休廊日: 月曜日

アーティスト

山元 ゆり子

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